まことに困ったことになった。ある時、僕がebayで購入した一品、「永遠のバッテリー」――その名の通り、永遠に消耗しないエネルギーを提供するという売り文句の商品だ。しかし、これが結果的には僕の失敗談の一つとなるとは、その時は露ほども思っていなかった。
「永遠のバッテリー」――なんとも心惹かれる名前だ。一体どれほどの利便性をもたらすものかと、僕の想像は膨らむばかりだった。毎日の生活でスマートフォンやパソコンを使う僕にとって、充電の心配から解放されるなんて、まさに夢のような話だ。そんな売り文句に魅せられ、僕は購入ボタンを押したのだ。
そして、待ちに待ったその日がやってきた。届いたパッケージを開けるときのわくわく感、それはまるで子供の頃、クリスマスのプレゼントを開けるときのような感情だった。しかし、その期待はすぐに頓挫することになったのだ。
なんとその「永遠のバッテリー」、その実態は冷蔵庫ほどもある巨大なものだったのだ。あまりのサイズに僕は一瞬呆然とした。そして、僕は一人で笑ってしまった。まさかこの大きさだとは思わなかったからだ。
その失敗を痛感した理由は、その大きさ。どこでも持ち運べるというバッテリーの利点が、その巨大さで全くなくなってしまった。まるで巨大なパワージェネレーターを持ち運んでいるようなものだ。これでは僕が思っていた便利さは一切ない。
しかし、この失敗は僕が招いたものだ。その巨大さをきちんと確認せず、惹かれる言葉、「永遠のバッテリー」にだけ心を奪われてしまったのだ。商品の詳細をしっかりと読むべきだった。そして、その大きさと実際の利便性を考慮すべきだった。これが僕の反省点だ。
しかしながら、失敗は成功のもと、という言葉がある。僕の家の玄関には今も「永遠のバッテリー」が鎮座している。家に訪れる人々は必ずと言っていいほど驚く。その巨大なバッテリーを見て、驚きの声を上げる。それはそれで、一種の感動を与えてくれるのだ。
そして、その巨大なバッテリーを見て、僕は笑う。失敗したとはいえ、これが僕の選んだ道だ。何事も経験。失敗を経験ととらえることで、前に進む力となる。それはそれで、面白い経験だったと思う。それはそれで、ebayでの買い物は続けていくのだ。とほほ。
教訓: 「見かけに惑わされず、詳細を確認せよ。失敗は次の成功の種」