日本史

日本史4 中田敦彦YouTube大学 受験生へ

 

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日本では見たことない武器を使うから「なんじゃこりゃ~!」って言って大パニック状態

 

鎌倉時代後半戦モンゴル帝国襲来、その結末は?

 

前回3万人、今回14万人だからね

今年はやべぇっす、今年はマジでやばいっす

実はね、これ面白いのがこっち。カルチャーが育ってくるってとこなの。

誰々が何宗っていうのを機械的に覚えさせられたことないですか?これが日本史の1番嫌なところで、そんなの覚えなくていいです

 

 

その国を潰すどころか、ものすごいぐちゃぐちゃにするぞっていうことをやってきた恐怖の大魔王と言っても過言ではないくらいのそのやり方に対して、北条家のところに来たのよ、ついに。「Hey Mr.Hojo I`m Khan Khubilai Khan.Be friends or die」これですよ。すごいよね。Be friends or dieですからね。これを北条は無視するんですね。そしたらついにやってくるんですよ「OK、OK、OK、バトルスタート!」となってくるわけですよ。

バンバンバンって向こうから船がやってきて、博多、朝鮮半島の方から島を経由して3万人上陸して大戦争よ。上陸されてますからね、まず。上陸されてないんじゃないよ、なんか船が沈んでどうのこうのとか思うでしょ?違う、まずされてるから。上陸されてるんですよ。そのうえで大乱戦。「ぎゃあ!モンスターが来たぞー」中で後鳥羽VS尼将軍とかやってたのに外からエイリアンがやってくるんだよ。しかも向こうは武器も新しいわけですよ。陶器の中に火薬を入れた「鉄はう」「鉄ほう」っていうのかな?鉄砲じゃないんですよ。火薬玉のデカいやつみたいなのを投げてきてものすごい音するんだって「バーン」みたいな。日本では見たことない武器を使うから「なんじゃこりゃ~!」って言って大パニック状態。それで「やべぇかもしれないっす北条さん」とか言いながらやってたの。そしたら夕方になるわけですよ。そこで1回引くわけ。夜討ちがあるかもしれない。こっちはいっても本国だから、向こう来てるからビジター戦なのよ。こっちホーム戦じゃん。だから「夜になったらあいつら何してくるか分からないから1回船戻ろうぜ」って言って戻るの。その時なのよ。「北条さん、あいつらやべぇっすよ、翌朝絶対やべぇっすよ逃げたいっすよー」とか言って起きたのね。で、海見たら「やだなやだな・・・」って思ったら、沈んでるっていう。暴風雨で沈んでるって。「俺たちの勝ちだー!やったー!暴風雨!」とか言って超ラッキーで救われるんですね。これみんなご存じだと思うんです。神風が吹いたんじゃないかって言ってフビライハン、このフビライさんはチンギスハンの子孫なんだけど、「フビライさん、、調子よく攻めてたんですけど如何せん船が沈んでしまいまして、暴風で」「そんなことで俺が許せると思ってるのか。暴風雨が吹いたんだったら2倍でも3倍でも船を送り込んで潰してしまえこの野郎」ってなったわけですよ。「分かりましたフビライさん。次こそ落としてきますから」って言って今度何人来たかというと、前回3万人、今回14万人来たからね。これどういうこと?フビライさんあんまりじゃない。3万人っていったらすごいよ?埼玉スーパーアリーナから1万人はみ出してるんだから。「何玉アリーナ?」みたいな状態なのに、埼玉スーパーアリーナどころじゃないんだよもう。ホントにびっしり14万人が襲ってくるんだよ。無限状態の敵が襲ってくる。で、また同じ目に遭うわけ。1年後にくるからね。たった1年で14万人に増えてやってくるから「今年はやべえっす!今年はまじでやばいっす。絶対に負けますからね北条さん!本当に!」ってやってたらまた夜になって、「去年はあれだったけどよ、今年はとりあえず船戻るぞ」って言って船戻って「絶対だめですよ北条さん。翌朝マジで殺されますからね。はぁ、見たくないな・・・あれぇ~?」まさかの2度目というね。2度目の暴風雨。台風がやってきて沈めちゃったっていう。だからあまりの奇跡とラッキーに「やったー」って言って「神風だよね。守られてるんだよね」っていう不敗神話みたいな侵略されない国だみたいな不敗神話が一時期流れたというのはこの2度のラッキーなんですよ。

その後もう1回フビライハンは来るわけなんだけど、来ようとするんだけどアジアのいろんな国でも揉め事がいっぱいあったからこっちに手が回らなくなって次は襲ってこなくなったっていう話なの。もう大ピンチよこのモンゴル帝国来襲は。本当に世界史見たあと日本史ぜひ見てほしい。日本史だけ見てると「元寇か。よかったね雨嵐で」みたいに思うんだけど、世界史見た後だと「絶対に終わるこれ」という状態なのでここ非常に盛り上がります。

 

そんな中ですよ、鎌倉時代以外とこっち暗いでしょ?結構びっしり流れ書く時あるんですけどシンプルに書いてるんですね。これ何でかというと、実は起こる出来事とか登場人物そんなに種類多くないんですよ。北条、北条、足利、足利、とか似た感じでしょ。そこまで入り乱れないんですよ、乱世じゃないんですよ。だからシンプルなんだけど乱世とは言わないが故に、実は面白いのがこっち。カルチャーが育ってくるってことなの。平安のころとか内乱に次ぐ内乱だったじゃないですか、戦国も内乱に次ぐ内乱でしょ?でも戦争に明け暮れてるとカルチャーがなかなか育たない。だけど江戸の末期とかいろんな元禄文化とか花開いたりするじゃないですか。要するに平和な時期とかそういう節目の時期はカルチャーが育つんですよ。だから武士だけ見てるとあんまり面白くなかったの。これなんですよ。日本史で俺たちが「室町、鎌倉どうなの?」って言ってたのは武士ばっかり追ってたから、そこなんですよ。武士と貴族ばっかり追ってちゃだめ、この時は武士と貴族以外のカルチャーの人たちを見るとめっちゃ面白い。特にこの6人ね。New仏教6はむちゃくちゃ面白いから。

 

元々仏教は、奈良時代のときに鎮護国家を作ろう、仏教で国を治めようって言って、その後仏教で天皇の座を盗ろうという道鏡とかまで産まれちゃうくらいワントップで仏教が強かったじゃないですか。でもそれを反省した桓武天皇が、最澄と空海という新しい仏教を重用したんですね。それが修行に次ぐ修行という密教というものを作り出したわけですよね。山の上にこもってすごい修行するわけですよ。だから権力争いから外したわけね。「山で自分に向き合えよ。本来の仏教に戻りなさい。権力闘争とかやめなさい」っていって、こうなったわけ。キリスト教でいったらカトリックっぽい流れからプロテスタントっぽい流れになったと言っていいでしょうね。そういう「1回原点に戻ろうぜ」っていう感じだったんですね。

ところが、末法思想っていうのかな?仏教の修行だけでいいんですかっていう疑問が沸々と溜まっていくんですよ。「修行意味なくないですか?これで本当に救われますか?」みたいな。しかも修行できる人たちって本当に限られた余裕のある人たちなのよ。だって山奥まで行って向き合うってなかなか全員がやれない。みんな生活で忙しい。生活の悩みとかは「俺たち修行してねぇもんな。じゃあ救われねぇや」そういう人たちなんですよ。「仏さんが救ってくれるのは修行できる偉いお坊さんだけなんだろ?俺たちは修行もできねぇし、今日は今日の飯を食うのでいっぱいだ。仏さまは薄情だ」ってそういう人たちが溢れ返る時代だったんですよ。その人たちを救おうとしたのがこのシックスなの。

教科書で読む時とか、法然が浄土宗、親鸞が浄土真宗、一遍が、みたいな誰々が何宗っていうのを機械的に覚えさせられた時ないですか?これが日本史の1番嫌なところで、そんなの覚えなくていいです。だってそんなの覚えて何になる?誰々何宗、誰々何宗って言う日ある?ないよね。「誰々は?」「何宗!」「いいねぇ~」ないよそんな日。そんな日は一生こない。逆にその6人で何を考えてたの?とかどうしてそんな行動してたの?っていうキャラクターを見つめたほうが絶対面白いんですよ。何宗っていうのは後から自然と覚えるから「面白いなそれ、何宗?」ってなった時に覚えればいいんであって、誰々何宗っていうのを6個いっぺんに覚えようとなんか絶対しなくていいと思うんです、俺はね。受験の方は分からないですけど、こっちのほうが覚えやすいと思う。

 

上の4人、シンプルに分けます。修行をしなくてもいいよの6人なんですよ。「厳しい修行をする時間がない庶民のみなさん!修行はいりません!」っていう、「トレーニングに行く時間のないみなさん、ジムに毎週通うなんて無理な話ですよね」みたいな、どっちかというとみんなに優しい仏教なわけですよね。で、上の4人っていうのは「唱えなさい」っていうやつ。上の3人はとにかく「南無阿弥陀仏」と唱えれば救われる、この日蓮っていうのも「南無妙法蓮華経」と唱えれば救われるという唱えなさい派閥の4人。言うだけでいいんですよ「え!今まで滝に打たれたり雑巾がけしたり色々やってたあの厳しい修行がただ唱えるだけでいい!言うだけでいい!ただ聞き流すだけでいいんです!」みたいな、そういうのあるじゃないですか「英語は一生懸命覚えなくていい、聞き流すだけでいいんです」みたいな感じで、唱えればいいんですってやつなの。しかもどんどん楽になるからね。

法然って人は、ただただ唱えなさいと。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。この南無阿弥陀仏ってさ、よく「なんまいだーなんまいだー」ってアニメとかで言ってる「なんまいだー」っていうのは、南無阿弥陀仏がぐにゅってねったやつなのね、よく分かってない人が言ってるだけ。「南無阿弥陀仏」っていうのは「南無」全ては阿弥陀仏が救ってくれるっていう。阿弥陀様、阿弥陀如来っていう人がいて、その人がとにかく救ってくれるから阿弥陀様にお願いすればいいんですよっていうのが法然。

 

で、法然の弟子なの親鸞っていうのは。親鸞は、「何回も唱えなくていいですよ。1回で良いです」めっちゃ楽じゃない?親鸞めっちゃ面白いのよ。浄土真宗ってあの築地本願寺ってあるでしょ?あれが浄土真宗ね。浄土真宗すごい多いんだけどめちゃくちゃ庶民に優しいのよ。「忙しいでしょ?1回で良いですよ」「1回で良いんですか!?あんなに修行とか言ってたのに1回言うだけでいいんですか、親鸞さん」「1回でいいです」「すごいですね親鸞さん、何でなんですか?」って言って、これ何でかっていうと、阿弥陀仏って、阿弥陀如来って前傾姿勢なのよ。築地本願寺見に行ったら分かるけど前傾姿勢になってるんだよね。何で前傾姿勢かというと、救いたくてしょうがないからなんだって。ひな壇で前のめりになってる芸人さんみたいなね、ボケたくてしょうがないみたいな感じで、「救いたい!」っていう「そういう阿弥陀如来様ですから、1度大丈夫です、寧ろ向こうから救ってくださるのでもう大丈夫ですよ。そのうえで自分のことを悪人だと思ってる方いますよね。」「そういえば俺あの時悪さしたわ。あの時やったことかもしれない。だから俺救われないかも」「大丈夫です、悪いことしたなと思ってる人ほど救いたいんですから」っていうむちゃくちゃ面白いキャラクターを作りあげるわけです。

 

そのうえで一遍なんて面白いよ、踊念仏だからね。踊りながら念仏を唱えて全国で踊りながら念仏を唱えた人には札を配るっていう。救われるっていう札を配ったんだって。楽しいじゃんまず踊り念仏って。どういう踊りか分からないよ、ものすごいお洒落な踊りだったかも分からないしどういう踊りか分からないけど踊りながら念仏。ただただ「南無妙法蓮華経」とか「南無阿弥陀仏」とかじゃなくて、踊りながらでいいよって言ったうえで記念品あげるっていうさ「えーいいんですか!楽しい!」ってこうやって。すごい数配ったんだよ全国で、何百万って数を踊りながら配るっていうすごい活動家だよね。

 

トリッキーなんですよ、みんな。その時に正しいとされてた考え方よりも「俺の方が考え方としては正しいじゃん。だってそれで救われる人いるじゃん」って信じて動いてるからめっちゃトリッキーなの。それがすごい愛くるしいというか面白い。処罰されたりとかして流罪とか島流しとかにいっぱいあってるんだよ。それでも「俺はこれを信じてる」っていう人たちだからすごい面白いんだよね。

 

日蓮も面白いのが、日蓮は「南無妙法蓮華経さえ唱えればいいよ」っていう法然っぽいじゃん。だけど全然違うのが他の宗教、特にここら辺の上の宗教とかをむちゃくちゃ批判してるのよ。口が悪いって言う。「南無妙法蓮華経さえ唱えればいいんですよ」「あ、南無阿弥陀仏みたいなもんですか?」「そんなインチキと一緒にするな!」「似てるのになんで!?」みたいな「あんなのはインチキだ、うちだけ信じなさい」って言ったのが日蓮なんだって、面白いよね。

 

逆にこっちが「座禅さえ組めばいい」というやつ。唱えなさいじゃなくて坐りなさい。唱えるか坐るか。足組んで座りなさい、座禅して栄西さんがやったのは、座禅したうえで「禅問答」っていうじゃないですか?「無とは何か」みたいなね「し、師匠、無とは」「では罪とは何か」「空とは何か」みたいな、分かんないけどそういう何と答えればいいんでしょうみたいな問答を師匠として悟りを開いていくっていう。Q&Aなんですよ。「Sit sown & Q&A」っていうやつね。こっちは「Say something」ね。こっちは「Sit sown & Q&A」なんですね。

 

で、こっちになったらもっと楽なんですよ。Q&Aがいらないんですよ。ただ坐れっていう。「Just sit down」っていう、すごいよね「One time say something」でしょ?「Just sit down」だよ?すごい楽なの。すごい楽なんだけど、それで庶民を救いたい、そういう考えもあっていいじゃんって考えでした6人が産まれたのが鎌倉時代なんですよね。

奈良の仏教とも平安の仏教とも全然違う仏教の流れが出来たよっていうところでいうと、すごい面白い6人でしょ?こういう人たちを面白がると、鎌倉とか室町ってすごい面白いんですよ。武士とか貴族だけの連続が歴史ではないよっていうことをぜひ考えていただければと思います。

 

そんな中元寇は、Open the windowしたあとに「Wow!Super lucky wind」っていう戦いで終わったじゃないですか。ところがこれがただのラッキーで終わらなかったというところが鎌倉の終わりに近づいてくるんですよね。何でラッキーで終わらなかったの?これ答えられるかどうかが歴史の流れを分かってるかどうかってことですよね。元寇って言葉は知ってる、室町幕府は知ってる、だけどなんで元寇が起きた後に室町幕府に以降していかなきゃいけなかったんだろう、ここが分かっていたら歴史分かってるなという風に言われるわけですよね。単純に言葉だけじゃなくて何で?が分かるとすごく面白い

これ何でかというと、侵略されるのを自衛するっていう戦争でしょ?今までは内乱だったから相手の領地をどかして自分の部下に褒美として領地を渡せたんですよ。だけど防衛戦だから渡す領地がないんですよ。しかも1回乗り込まれてるでしょ?鉄はう食らってるから「こっち鉄はう食らったんですよ北条さん。まじでヤバかったっすからね。今回俺めっちゃ頑張りましたよ。褒美は?」って言ったときに「え、褒美ってないんだけど。ないの分かるよね逆に」みたいな「怖い怖いその言いざま逆に怖い。だって自衛だよ?俺たちの国を守ったんだから褒美とかそういうのナンセンスだよ」「ナンセンスって、鉄はう食らったらそんなこと言えないっすよ」みたいな感じで段々揺らいでくるわけですよ。武士の信頼がね。ここでお金を使ってしまったこと、褒美を設けられなかったこと、ここで崩れるんですね、北条氏のあれだけの絶対権力。だからフビライハンが日本を攻めきれなかったとはいえ日本は結果的にそれによって崩れていくんですよ。

 

そこで出てくるのがこの辺ですね、後醍醐天皇。楠木正成、足利尊氏。6,7,8番くらいですね。

後醍醐天皇は不屈の天皇と言われてまして、ちょっと後鳥羽と似てるんだけど、要するに武家政権ふざけんなってずっと思ってるわけですよ、公家方は。「ふざけんな!俺らのボディガードだった奴らが何でずっと偉そうにしてんだよ」みたいな、征夷大将軍っていうのも朝廷からまだ大和政権に属していない北部を攻めるための総大将って意味であって、トップじゃないからね。ただの軍のトップだから、特攻というか攻める部隊の広げるトップだから、何でそいつがトップなんだよって怒り心頭ですよね。後醍醐天皇は何度も何度も鎌倉を潰そうとするんですよ。何とか揺らいでいったのが、後醍醐天皇部下を島流しにされたり自分が幽閉されたり、何度も何度も「また後醍醐かよ。後醍醐また騒いでるよ勘弁してくれよ」とかっていう不屈の後醍醐っていうのと、楠木正成も面白いのが、鎌倉の幕府に属さない侍のことを「悪党」って呼ばれてたんだって。悪党楠木正成の大奮闘。これがかなり鎌倉を揺らがせて、そこにとどめを刺したのが足利尊氏。及び新田義貞っていうのがいるんですよね。

 

 

一所でもうだめだって言って全員が集団自殺するんですよ。世は儚いねぇ

「番犬に成り下がるんすか!」ってなって、やっぱ嫌ですよって集まってきたのが尊氏のもとに集まってきたの。「結局あの人はエリートなんだよ。俺たちヤンキーの気持ちは分かんないんだ、なぁ尊氏さん」「おぉそうだな」って言って

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