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日本史2 中田敦彦YouTube大学 受験生へ

卑弥呼から道長まで1個の授業でやりますか?やりませんよ普通。

 

古代日本史完結編。歴史上の人物を中田が完全再現。

 

「関東に独立国を作るぞー!」

「私たちの東北は私たちが守る!」

「俺たちの東北を守るのは阿弖流為様のほかにいねぇだ」

「知らぬ、斬れ」

「阿弖流為よ、大和政権の流れは止められないぞ」田村麻呂ですよね

 

 

そして、天武天皇の時代は終わりましてですね、平城京に移るわけですよ。その前に1回言っといていい?小野妹子の話しといていい?

妹子に関しては、遣隋使に行きました。「隋に行った妹子でーす」って言って「いや男やないかーい」で終わるじゃない。あまりにもここって雑に終わるじゃない。「卑弥呼様~」とか「妹子~」みたいな、それで終わるけど、小野妹子がやったことかなりデカいんですよ、実は。

 

この時要するに日本のアイデンティティを作ってた時代ですよね。元号を作って、日本という国号を作って、そのうえで中国に対して「この国オリジナルで行きますから」っていう時、小野妹子の使命が何だったか知ってます?隋にお勉強に行ったわけではないんですよ。隋に何をしにいったか、有名な手紙ありません?「日出ずる国の天子より、日沈む国の天子へお手紙をお渡しします」というね。それまで中国はものすごく強いわけですよ。属国バンバンバン、うちの元号使いなさいってやってるわけじゃないですか。それに対して「日本決めました!日本!」ってやったうえで「元号も大化にしました!」って言ったうえで、日出ずる国から沈む国へ、対等な外交をしませんかって言いに行ったのよ。結構緊張感あるよ?むちゃくちゃ進んでる国だよ。しかも隋は煬帝。覚えてますかね、隋は2代しか皇帝がいないんですよ。名君と言われた「文帝」と、その次に暴君と言われた「煬帝」っていうのがね。煬帝の「煬」っていうのは太陽の陽なんですが、左側が火でしょ?これは小里辺とかの陽じゃなくて、火になってるってことで、何ものかも焼き尽くす太陽っていう意味なの。何もかも焼き尽くす暴君、煬帝VS妹子。不可能だ!諦めろ妹子!今すぐ帰れ!妹の子どもでは勝てない!ただ妹子は持ってくんですよ、「対等にしてくれませんか?」ってアウトレイジだったら絶対ヤバいよね。「ウチの組とそっちの組で対等な契り交わしましょうや」みたいな「お前どこの組のや!小さい組の奴がようお前そんなこと言うたな!鉛玉をお見舞いしてやれ!」みたいなね。なりそうじゃないですか。妹子は行ったんですけど、煬帝は相当怒ったらしいですよ。「ふざけんなこらー!」なったらしいんですけど、ギリ生かして帰してもらえるんですって。

 

これ何でか。朝鮮半島とも中国は今揉めてて、日本と今揉めるとちょっと不利になりそうだったんですって。だから朝鮮半島の征服を上手くいかすには、日本は中立化するというか、揉めたくなかったんだって。それを蘇我馬子、推古天皇、厩戸王は分かってたんじゃないかっていう話なのよ。高度な外交だったっていう風に評価されてたりするの。面白いよね?小野妹子がそんなプレッシャーを持って行ってたところで俺ら知らないじゃない。「男かーい」で終わってたけど、違うの、国の命運を背負って「対等でお願いします」みたいな。絶対対等じゃないんだよそんなの。「対等でお願いします」みたいなね。分かる?ものすごい体のデカい奴にいきなりため口きいちゃうみたいな感じ。「よー!同い年だよね」みたいな「ふざけんな」みたいなね。なってもおかしくない戦いがあった。しかも面白いのが、小野妹子帰ってきたときに推古天皇に「手紙渡したんですよね、妹子さんね。妹子よ、返事は来たのかい?」って言うんですよ。ぶちぎれられてギリ帰ってきてるんですよ。そしたら妹子が「それがですね、返事貰ったんですよ。貰ったんですけど帰りの船で盗賊に襲われまして、手紙奪われたんですわ」って言ったらしいのよ。で、推古が「ほんま?しゃーない!」って言ったらしいんですよ。

 

これどういう話かと言うと、恐らく手紙は貰えなかったんですよ。「ふざけんな、もういい帰れ」って言われたんだけど、そう言われましたっていうとプライド傷つくでしょ?だから、「盗まれたんですわー!悔しいっすわ、盗賊がねー」みたいな。でも盗賊に襲われた割には全員無事なんですよね。お前手紙だけ奪われたの?そんなヤンキーいる?「おいお前!なんだこの手紙、破いてやるよ。じゃーな」ってあまりいないじゃないですか。だからそんなことないだろって言うんだけど、それを「しゃーない」って言った推古天皇とかも多分事情を分かってたうえで飲み込んだんじゃないかと、それくらいギリギリの外交だったといわれてるらしいですね。面白いよねこの辺り。深堀ると面白いですよ。妹子は妹子なだけじゃないというね。

 

その中で平城京に行きます、飛鳥時代から奈良時代。「なんと見事な平城京」で710年によく覚えてますけども平城京。その頃はもう「唐」の時代になってますから、唐の文化がその頃入ってくる。成熟した唐の文化で、この平城京というのは仏教で支配するよってところをもっと大っぴらにやった国。大仏作るでしょ?でけぇなって、仏教の仕組みで国を鎮護するぞっていうところが平城京の思惑なんですが、これがもう大変な騒ぎ。

天皇、摂関、仏教で大騒ぎの大揉めです。コロコロ変わります、権力者が。その中でようやく出てくるんですよ、カトリックで法王が権力持ちすぎて皇帝とバトルしたあの「カノッサの屈辱」あったでしょ?あれに匹敵する大事件が日本でも起こってたんだよ?知ってます?これをやったのが道鏡って人なんですよ。道鏡っていうのは仏教の中でお坊さんなんですけど、むちゃくちゃ出世していくんですよ。何で出世するか、その時の女帝がいたんですよ。女性の天皇がいて、男の坊主なんですけどこの女性の皇帝にひたすら気に入られたんですよ。で、爆発的に出世して、天皇になろうとしたんです。すごくない?一介のお坊さんが爆発的に女帝に気に入られたっていうことで後世のストーリーでとんでもないプレイボーイっていう風に描かれてる。夜が凄かったっていう脚色を鎌倉時代からされて、道鏡は夜凄いみたいな面白おかしく脚色されていくんだけど、それくらい異例の出世の仕方だったんだって。この道鏡がある日後継者争いをしてる時、女帝に道鏡が「私、とんでもないご神託を受けましたわ」って言うんですよ。大分県に宇佐神宮ってあるんですね?宇佐八幡っていうのがあるんです。あそこで「次の天皇が道鏡になれば、国は明らかに平和になり繁栄するというご神託を受けたんです」ってすごいこと言うわけ。「ほんまですか!」って言って、それで「道鏡を次の天皇に!」っていうとんでもないことをやってるわけですよ。そのうえで和気清麻呂という人が「それ嘘ですよ」という別の神託を持ってきて大戦争になって放逐されるっていう。

これ要するに、仏教で治めようとしたもののその仏教の勢力がガンガンデカくなって、国の中心がどこなのかが揺らいでしまってるっていう時代なの。平城京は「なんと見事な平城京」って覚えたけど「なんと争いの多い平城京」ともいえるんだよね。それは仏教の功罪、仏教の光と闇、仏教で国は治まるの?でも仏教の中で権力を握った者がやがて天皇を脅かすの?そういう時代だったともいえる。

 

だから平安京に変えました。それが桓武天皇「鳴くよウグイス平安京」桓武天皇なんとなく覚えてるよね。でも桓武天皇がやりたかったことは、まず仏教を刷新すること。それまでの仏教がむちゃくちゃ国家に関わりすぎてたから、そうじゃない仏教をやるやつを重用しようと、出てくるのが最澄と空海ですよ。なんとなく覚えてるでしょ?なんとなくいたなーみたいな。あの人たちっていうのはそれまでの平城京の仏教とは全然違うカルチャーを持ってきたんですよ。それが「密教」ってやつ。現世利益のために修行をひたすらするっていう。だって空海さんなんてまだ修行してるって設定なんでしょ?高野山で山の上で空海さんはまだ、空海さんですよね?大阪の人空海さんだよね?ちょっと調べてT。これだけいても分からないことがあるから調べましょうよそれはね。

高野山金剛峰寺の上で厳しい修行をしてるトップは今でも生きてて奥で修行してるって設定なのよ。だからとにかく修行させろと。国家に関わらせるんじゃなくて厳しい修行をするっていう流派を持ち上げたわけですよ。そしたら天皇トップの時代に戻れるでしょ?だから桓武天皇はそうしたの。

この時面白いのが、坂上田村麻呂。なんとなく名前聞いたことあるじゃないですか。坂上田村麻呂っていうのは、最初の方の征夷大将軍。この征夷大将軍って徳川の終わりまで将軍は全部征夷大将軍ですよ。徳川慶喜まで征夷大将軍「征夷大将軍!征夷大将軍!」ってバカみたいに覚えてたけど、「征夷」ってなんですか?って話なの。それで坂上田村麻呂っていうのを遣わすの、桓武天皇の大命題が、仏教の刷新と新しい都の造営と、そして征夷大将軍だったんですよ。征夷大将軍は何かっていうと、征夷するんです。攻めるんです「夷」を。夷って何か、「えみし」。えみしって何ですか?ここなんですよ。

えみしは後に「蝦夷」とも呼ばれる。あれ?蝦夷地ってどこ?北海道ですよね?ってことはえみしも北海道?いや違う、この時は関東以北、東北のことなんだよね。つまりこの「えみし」という言葉自体が大和政権にまだ組みしていない野蛮な勢力ていう意味なの。それはまだ東北もそこに入ってた。つまりこのときの大和政権とか日本っていうのは東北入ってないんです。その時の東北にはまだ「えみし」と呼ばれるネイティブジャパニーズがいるわけですよ。結構な領域だよ?東北より上全然違うからね。だから大和政権ではあくまでも近畿とか九州を中心とした勢力、そこから関東を攻めて攻め落とし、そこから東北を攻めるっていうのが悲願だった時代なんですよ。

そこに行ったのがこの坂上田村麻呂。結構追い返されたの。えみしのリーダー阿弖流為って男がいて、ものすごい英雄なんです、東北の英雄阿弖流為。えみしの英雄阿弖流為ってやつが、何度行っても追い返しちゃうわけですよ。「来るんじゃねぇ大和政権!」って言って。「ここは俺たちの土地だ!」それを天才の田村麻呂がついにやってくるわけですよ。「阿弖流為よ、お前の終わりの時代が来た」多分こういうキャラでしょ、僕の中ではそういうキャラですよ。「お前の終わりの時代が来た。大和政権の流れは止められないぞ」阿弖流為が「私たちの東北は私たちが守る。何者が来ても許さん」みたいなね。すごい人望があるんです阿弖流為もね、「阿弖流為様!俺たちの東北を守るのは阿弖流為様の他にいねーだ」みたいな「その通りだ。この阿弖流為が全部守ってやるからな」「阿弖流為よ、大和政権の流れは止められないぞ」田村麻呂ですよね。天才田村麻呂がついに阿弖流為を長きに渡って戦ったうえで滅ぼすわけですよ。

ところが、坂上田村麻呂は阿弖流為と戦って思ったらしいですね、こいつはすごい人物だと。野蛮な奴らだと言ってたけれどもこいつはひとかどの人物だと。この東北を治めるだけの男だなと。敵ながらあっぱれみたいな感じでね、「よし分かった、私が朝廷にお前の命を守ることを約束しよう」っていうわけですよ。阿弖流為は「本当か?分かった。東北を頼むぞ」みたいになるわけですよ。ところが、そうやって帰っていくんだけど、田村麻呂は「こいつだけは生かしてください」って言うんだけど、朝廷はそんなこと知らないんです、厳しいんですね。「知らぬ、斬れ」それで阿弖流為は処刑されて「なんでだ阿弖流為!」となったというドラマがあるんですって。

ここもすごい面白いんですよ。この時まだ東北って日本じゃなかったんだが1つと、東北に英雄がいたんだっていうのが1つと、坂上田村麻呂はそこを認めたうえで命を守ろうとしたけど聞き入れられなかったんだって、1個ドラマになりそうじゃない?映画になりそうじゃないですか。ここも非常に面白いんですよね。

 

そして桓武天皇が平安京作るわけですが、ここから時代がどんどん変わっていくんです。反乱でいうと、大和政権がいかに不安定だったか、ここが面白いところで、僕らは日本って生まれたときから、北海道から沖縄まで日本だから、なんとなくこう日本って思うんだけど、この時東北がそうじゃなかったんだっていうのと同時に、関東はまだ大和政権に反旗の機械をうかがってたっていうところも面白いんですよ。関東は制圧されてるんだけど、重税をかけられてるんですよ。近畿の方から。重税かけられてる関東武士だちは「悔しいなぁ俺たち関東で独立の国作りてぇな。大和政権」って思ってたっていうところが面白いところなんですよ。

 

そこで反旗を翻したやつが「平将門」これもすごい事件ですよ。平将門の乱っていうのがあるんですけど、どういうことかというとここでついに武士が出てきてるんですね。どうして武士が出てきたか、ここなんです。最初に天智天皇の時に公地公民ってやったはずなんですよ。「全部俺たちの土地、それをお前らに税金課してやるから」ってやったんだけどこれが上手くいかなかったんだって。「税金高いですわ。ここ耕したら土地くれるんですか?でも税金高いなぁ」って。「マンションに住め、でも家賃は高い」みたいなね「えぇ―!25万ですか家賃。すみません、ワンルームで25万」「でもお前そこ住ませてやる」「でも25万、すみませんすみません」って言って、どうするかというと逃げるよねその部屋から。家賃25万の部屋きついなぁって言って逃げるじゃないですか。

そういう感じで公地公民って農民に与えたんだけど、「ここを耕作してもダメだ。税金が重すぎて俺ら儲けないから逃げよう。山奥で自分たちで自給自足しよ」逃げられちゃうんだって。「あかん!公地公民にしたけど全員逃げてますよ!マンションがら空きですわ!家賃25万のマンション作戦は大失敗ですわ!」って言って「あかーん」ってなって、それで徐々に緩和していくの。「三世一身の法」とかいろいろあったじゃん。あれは自分で畑を耕したら、孫の代まではお前の土地だよっていうやつ。孫になったら返してね。半分公地公民みたいな。ちょっとやったんですよ。三世代だけあげるよっていうキャンぺーン。「マンション25万高すぎたから無料の期間設けます!」みたいな感じで、私有地にする三世代だけ。どうなったか。農民が三世代目になったら「おらの代で奪われるんだろ?逃げるわ」って言って、三世代目が全員逃げちゃうのよ。「三世代キャンペーンダメでしたよ。三世代になったら全員逃げましたから」「なんやあいつら!これはもう耕すにはあいつらのもんや言うしかないな」って言って、「墾田永年私財法」ってあるじゃないですか。あれもネタで覚えてません?ノリっていうか「墾田永年私財法って」っていう感じで、どういう名前の法律?みたいな「墾田永年私財法って面白いですね」みたいなね「コンデンスミルクみたいで面白いですね」みたいなそういう感じで覚えたと思うけど、それは要するに公地公民の挫折なんですよ。中央集権を目指した天智天皇の挫折。この時はまだ大和政権はグラグラしてるわけですよね。関東は、東北は、いやいや中国も、みたいな感じで、俺たちの政権を一つにしなきゃっていう時代だったわけ。そんなときに公地公民制崩れて私有地になったでしょ?そしたら私有地かき集める金持ちが出てくるわけですよ。私有地をかき集めたうえでそれを護衛付けるんですね。その護衛こそが侍。貴族の土地を守るためにさぶらう者。侍る者、そういう意味で「侍」と。要するに貴族の私有地ガードマンだったんですよ。その中でガードマンが段々強くなっていって武装勢力になっていくわけですね。その武装勢力として関東のほうで名をはせたのが平将門。平将門は自分のことを新しき天皇、新皇って言いだして「関東に独立国を作るぞー!」って言って反旗を翻すわけ。そして負けるんですよ。大手町行ったことあります?東京駅の近くの大手町。将門の首塚ってあるでしょ?この事件があまりにも衝撃的すぎて、将門のことは絶対に忘れるなよっていうことで首塚今でも大手町にあるのよ。将門の首塚は、めっちゃオフィスビルに挟まれてるの。バカデカいオフィスビルの真ん中に挟まれて「ここ!?ずらせばいいじゃないですか!」みたいな。だけど、この首塚はずらそうと何度もしたが、その度に祟りが起きたのでここにまだあるって書いてあるわけですよ。恐ろしいよね。しかも伝説が書いてあって、天皇に反旗を翻した将門は首をはねられ、その首は関東まで飛んできたっていう。そんな逸話書いてあるんだよ。本当はそうじゃないの。本当は制圧しに行こうとしたら結構強かったから無理かなーと思いながら制圧しに行こうとしたのよ、大和政権軍が。そしたら途中で将門は病死するんです。だから戦わずして大和政権が勝つんですけど、伝説の中に首はねて関東まで飛ばし返したってそこに書いてあるくらい、将門のことを忘れるなよ、大和政権に反旗を翻したらどうなるかを忘れるなよっていう首塚が、大手町にありますから。ぜひ見に行って下さい。いろんな逸話がありますからね、ぜひ調べてみていただきたい。

 

ここから武士の時代が芽生えてくるんですね。関東に独立国をって平将門言うでしょ?でもいずれそうなる。それが「鎌倉幕府」つまり武士の勢いというのは止められないんですね。徐々に勢いが増してくる。その最初の芽が平将門だった。だがしばらくまだ貴族の時代は続く。それが藤原道長。すごいよこの並び。Mステスーパーライブみたいな。卑弥呼から道長まで1個の授業でやりますか?やりませんよ普通。

 

道長が来るんですよ。これは、天皇、摂関、仏教のぐるぐる回りで言うとここの時代が来るわけですよ。摂関とか外戚でまず栄華を誇ったの曽我氏だったじゃないですか。だけど天皇に取り戻すぞって言ったのが天智とか天武の時代。そこから道鏡が「仏教の勢力が拡大してるぞ」って言ったのが道鏡の時代。それを取り戻すぞって言って天皇に戻したのが桓武天皇でしょ。そこから反乱をなんとか抑え込んだのだがその後に摂関家がやはり権力を持ってくる時代なんですね。

 

摂政の摂関と関白ってのは、天皇が幼い時とかサポート役ですよっていう枠で置かれてたんだけど、実質上は天皇に娘を結婚させたら天皇の義理の親父になるじゃないですか。だからサポート役と言いながら天皇は言う事を結構聞かなきゃいけない。だから強大な権力者になる。つまり娘を天皇の嫁にさえすれば絶大な権力者になれるよというのがこの摂関家。摂関家の中でも争いすごいんだよ。摂関家のトップにならないと、藤原家のトップにならないとその権利を貰えないからそこの争いは激しいんだけど、大事なのは娘を嫁にやること。なかなか難しいじゃないですか。ところが藤原道長むちゃくちゃイケメンだったんですよ。娘も全員美人。その美人たちにむちゃくちゃ家庭教師をつけるんですよ。

紫式部とかそこら辺を娘の家庭教師にしたの。すごいと思わない?才女にするわけですよ。美女でしかもむちゃくちゃ頭いい。それで天皇様に嫁ぐのだということをやってのけたんですよ。一説によると面白いのが、紫式部は道長の愛人だったって説があるんですよ。それで光源氏、源氏物語に出てくる光源氏という大モテの男がいるじゃないですか。とにかくいろんな女性の部屋に行く行かないっていうそれだけの話の。「今日はあの人来てくれない」とかそういう話。それが道長をモデルにしたんじゃないかって言われてる。面白いよね。

そうやって教育して道長すごいのが、なんと3人もの娘を天皇の嫁にしたっていうことなんですよ。これなかなか上手くいかない。何でかというと皇后にしたうえで男子を産まないといけないから。皇太子を産んで初めてその権力が倍化するわけなんですよ。それをなんと3人連続でやったんです。だから超スーパーラッキービューティーボーイなんですよ。すごいよね?ただのビューティーボーイじゃないですよ、超スーパービューティーラッキーボーイなんですよ、藤原道長。こいつは本当に「そんなこと出来たらいいけどできないですよね、摂関家の私たちとはいえども」とか言って「道長!!」というね。道長は全部ワン&ツー&スリーハットトリック決めるんですよ。全弾決まったみたいな。スーパービューティーラッキーボーイなんですね。

この道長がすごいのよ。ここで名言が残りますね「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたることも なしと思へば」和訳すると「この世ってー、パーフェクトだよね」っていう雑すぎるんだけど「満月みたいに欠けてるものがないじゃない、俺の時代じゃない」っていう感じ。俺の時代。この名言を残したという道長なんですよ。

とこえろがこの藤原道長が外戚をずっと作ってきたんだけれども途絶えます。摂関家もスーパーラッキーハットトリック続けられないでしょ?ぶつんと途絶えた瞬間に盛り返してきたのがこっち。初めて途絶えた後三条天皇の息子っていうのが白河上皇なのよ。「よしっ、摂関家の支配はもう受けないぞ。親父の代から途絶えたんだから俺はもう関係ない!俺が握る!」白河上皇の時代が始まるんですよ。白河上皇っていうのは天皇を辞めて息子に譲っても「院」っていうのを作って「俺だやる」っていって権力を持ち続けたことによって上皇になるわけですよ。その後3代くらい天皇がいたけど上皇で居続けた。3人娘を送ってハットトリック決めたと思ったら、3代に渡って上皇であり続けるというニューハットトリックを決めるんですよ。すごい上皇なんですよ白河上皇というのは。この上皇もすごい名言を残してて、「思い通りにならぬのは賀茂川の水 賽の目」サイコロの目ね。賀茂川の水は京都の川ね「賀茂川の水 賽の目 そして僧兵だけなり」僧兵というのはお坊さんが武装化してる人たち。なんでお坊さんが武装化してる人たちには敵わないかっていうと、白河上皇もものすごく仏教を信徳してるからですよね。信じてるから「これは天罰ですぞ」って言われたら「分かった分かった」ってやるしかないわけですよ。どもその仏教の平氏と、賀茂川の水とサイコロの目だけよ。仏教と自然と運だけっていうことなんですよ。「it`s my perfect world」っていう。似てるんですよ藤原道長と。「望月ですよ」っていうのと「運と仏教と自然以外は何も恐れるものがないよ」って。だからすごい名言残してる。

その後に平清盛って出てきたけどこれも「名言スリー」って名付けてるんだけど、平清盛の平氏たちの名言っていうのが「平氏にあらずは人にあらず」って名言を出すんですよ。平氏だけで全員権力者を固めて「平氏にあらずは人にあらず」っていうね。この「望月」ってやつと「思い通りにならぬものは3つだけ」っていうのと「平氏にあらずは人にあらず」っていう3代天狗発言。これは英語にすると全部「I`m a perfect human」ってなるんですよ。私もいずれとんでもない目に遭うんだと思います。藤原道長も最後は仏教を信じながら阿弥陀仏の糸を握りしめて死んだそうですよ。後は死だけが怖くてね、栄華を極めた後糸を握りしめて死んだ。白河上皇も死んでしまう。白河上皇が凄かったのは、自分の直属の武装集団を持ってたんですよ。北面の武士っていって自分の施設の北側をびっしり最強部隊に守らせてたんだって。直属の武装集団を持ってる。でも逆に言えば武装集団をどれくらい持ってるかが力のバロメーターになってくるわけだから、段々武士の有力者の意見を損なえなくなってきてるって時代なんですよ。

そんな中で平清盛がきてしまうんですね。平清盛は天皇の隠し子だったんですよ。武士でありながら天皇の隠し子というニュースペックを持った奴が現れるんですね。そいつが天皇の隠し子であるから爆発的に出世するんですね。出世したところでその武力を持って制圧したんです。これが平清盛。そして「平氏にあらずは人にあらず」と言って武士の時代が始まっていくのであると。

つまり、中央集権体制を整えるために仏教の力を使ったらその仏教の力に翻弄され武士の力を使ったら武士の力に翻弄され、そんなされながらも日本という領域を広げて法律をどんどん固めていくという、国ができる創世記。これはまさにカトリックとか中国の中世古代にも通じるドラマテックがあったんじゃないでしょうか。戦国時代の前にこんなに面白い人たちがいっぱいいたっていうことをぜひ思い出してほしいんです。すごい面白いでしょ?キャラ濃いじゃん。藤原道長、白河上皇、平清盛の3人の対談とか面白そうですよね。「俺の時代はやばかったよ」「俺もやばかったすよ」「俺もやばかったすよ。平氏以外人じゃないですからね」「僕満月ですからね」「俺は怖いもの3つしかないからね」みたいな。こういうキャラの濃い人たちいっぱいいるんでむちゃくちゃ面白いんですよ。

なのでぜひ古代についてもまた勉強していただければと思います。世界との関わりも世界史を見ると分かると思いますし。

この後ついに武士の時代が来ます。「鎌倉、室町えー?」って言ってる方。戦国までもまだまだ面白いですからぜひ見ていただければと思います。中田敦彦のエクストリーム授業。世界史が終わって寂しいよというコメントも見ました。まだまだ日本史ありますから、ぜひチャンネル登録お願いします。ということでではまた。